コンジローマでかゆみは出る?

性病になったときに症状としてかゆみが出るものはよくあります。
それではコンジローマではどうかというと、これはまったくでないわけではありませんが、あまり主要な症状ではありません。
コンジローマでの主要な症状はぶつぶつとなり、かゆみはまれに出る症状となります。

ぶつぶつといえばかゆみがセットで出ることも多いですよね。
たとえば皮膚の湿疹やアトピーなどぶつぶつが出る上にかゆみが出ることも多いです。
ではぶつぶつが出るコンジローマではどうかというと、これは特に出ないのです。
するとぶつぶつだけが出てかゆみなどはまったくでないという症状になるのかというと、そうなるケースも多いです。
このときは特にかゆみなどはなく、感染した患部にぶつぶつが出るだけとなります。
それ以外に特にかゆみなどは出ないことも多いため、見た目が少し気持ち悪いといったこと以外は特に生活に支障が出なかったりもするのです。

ただし、かゆみがないからといって症状が軽いわけではありません。
コンジローマではむしろかゆみが出る例の方が少ないため、かゆみが出なかったとしてもそれは比較的普通なのです。
まったくかゆみのないぶつぶつが性器などにできた場合、コンジローマの可能性がありますね。
本当にこの症状かどうかは、かゆみの有無よりもそのぶつぶつの形で判断されることが多いです。
そのぶつぶつの先端が尖っているのがこのコンジローマの特徴となりますから、かゆみなどがなくてもそのような特徴的なぶつぶつができていたら、病院でコンジローマだと診断されたりします。

このようにかゆみとはあまり関係ない病気になるのですが、一緒にかゆみが出る方もおられます。
そうなるとこのコンジローマのおかげで生活に支障が出ることもありますから、早めに病院に行くことがより大切となるでしょう。

ちなみにかゆみといった症状があると不快感も強くなり、患者にとっては嬉しくないかもしれませんが、その症状のおかげで早く症状に気づき、早めに病院の治療を受けられるというメリットもあります。
コンジローマはかゆみなどが特にないため、見えにくい位置にぶつぶつができると自分でも症状に気づけず、治療が遅れることがあります。
かゆみがあるとその部位に関わらず異常に気付きやすいため、早く治療を受けられるのですね。
このようなメリットもありますが、コンジローマのぶつぶつにはあまり触らないのが治療の基本です。
もしかゆみがあってもなるべく触らず、早めに病院の治療を受けてください。