コンジローマの治療方法

コンジローマの治療方法はどのようになるのでしょうか?
これは液体窒素を使った治療と塗り薬を使った方法とがあります。
まず液体窒素を使った方法ですが、これはあまり聞きなれない治療になりますよね。
どのような方法かというと、綿棒のような器具を液体窒素で冷やしたあとにそれをコンジローマの症状が出ている患部に押し当てるという治療になります。
ちょっとした外科的な処置になるのですね。

ちなみに液体窒素とは非常に冷たい液体で、その温度は冷凍庫の温度をはるかに下回ります。
これで冷やした器具を押し当てるわけですから症状が出ている患部を冷却する形になりますね。
冷却するといっても少し冷やすといったレベルではなく、患部が凍結されて壊死するといったレベルになります。
だからこそ治療になるのです。
これでイボの組織を壊死させて治療するのです。

この治療方法はその他の部位に影響がないのか不安もありますよね。
体の機能には影響は出ませんが、この治療を受けたときは痛みがあります。
麻酔を使うほどのレベルではありませんが、まったく痛みがないわけではありません。
また、この治療を施した箇所には内出血や水膨れができることもありますが、これは特に治療などしなくても自然に治ることが多いです。
影響はこれくらいとなります。
患部は性器となることも多いでしょうが、性器の機能に影響が残るといった心配はありません。
ただ痛みや内出血など多少の影響はありますから、気になる方はチェックしておきましょう。

痛みなどがない治療になるのは塗り薬での治療方法です。
コンジローマの治療に有効な薬がありますから、それを患部に塗るといった使い方になります。
こちらの方がいいと思うかもしれませんが、効果の高さでいえば液体窒素の方が上で、塗り薬だけでコンジローマを完治できる可能性はやや低くなっています。

また、この塗り薬もまったく何の注意もなく利用できるものではありません。
市販のスキンケアクリームのように気軽に塗るものではなく、使用するタイミングが厳格に決まっています。
また、ずっと塗りっぱなしでいいわけではなく、塗ったあとは一定時間内にそれを洗い流すという手順も必要です。
これらを守らないと塗った場所がかぶれることもあります。
そうならないように使用方法はよく確認が必要になる治療方法です。

このように液体窒素を使った方法と、塗り薬を使った方法とがあるのですが、どちらになるかは医師の方針もあるものの、液体窒素の方法が主な治療方法となることが多いです。
コンジローマの基本的な治療方法としてチェックしておくといいでしょう。