コンジローマの塗り薬療法

コンジローマを治療する方法として塗り薬が選ばれることもあります。
これはどんな薬かというとベセルナクリームという塗り薬です。
その効果はコンジローマの原因となっているウイルスの増殖抑制です。
また免疫を高めることでも症状を収束に向かわせる効果があります。

外科的な処置を使わずにコンジローマの治療がしたいときはこの塗り薬が使われるのが一般的です。
この症状で病院を受診するとこれが処方されることもありますね。
コンジローマの治療方法には外科的な処置もあり、たとえば液体窒素を使った方法などもあります。
それよりはこのような塗り薬の治療がいい方もおられるでしょう。
こちらの場合は塗った後の痛みなどは特にありません。

ただ、こちらも使用には十分に注意が必要です。
ベセルナクリームの使い方ですが、使うタイミングは夜の入浴後、就寝前などになります。
適量を手に取ってぶつぶつに塗り込んでください。
患部が見えにくい場合は手鏡なども使用し、できるだけ正確な位置に塗ってください。

塗るときのポイントとして、このクリームは白色をしているのですが、それが見えなくなるまで患部に刷り込むように塗ってください。
これらが終わったら必ずよく手を洗います。
ここまで終わったら塗る段階は終了となり、そのまま就寝してOKです。
寝ている間は患部を放置という形になります。

そして起きたあとはクリームを洗い流すのです。
塗り薬とは基本的に塗りっぱなしで洗い流すといった使い方をしたことがない方が多いかもしれませんが、コンジローマのための塗り薬となるこのベセルナクリームは違います。
塗りっぱなしにするのはNGとなり、必ず洗い流すのです。
洗い流すときはなるべくシャワーなど使ってしっかり洗い流してください。
キレイに洗い流せたら1回の使用は終了です。
このような使用を週に3回といった頻度で行います。
連日では使用しません。

このようにコンジローマの治療薬となるこの塗り薬は使い方が特殊です。
このような使い方になるのは、この塗り薬はかぶれやすい薬になるためです。
ずっと皮膚に付着していると皮膚炎の原因となることがあります。
そのため患部に塗った薬を洗い流す必要がありますし、この薬を塗った指もしっかり洗う必要があります。
これをきちんとやっていないと皮膚炎となり、そちらの診察のために病院に行く必要が出る場合もあるのです。
コンジローマの治療のためにこの塗り薬を使用するときは医師や薬剤師などから使い方の指導がありますから、しっかり聞いておいてください。