コンジローマの原因

コンジローマの原因となるのは何でしょうか?
これはこの病気を引き起こすウイルスです。
ヒトパピローマウイルスといいます。
これが増殖することで起こる病気です。

そのようなウイルスが体に入る原因は何かというと、主要な原因の1つになっているのが性行為となります。
粘膜同士で接触があるとウイルスに感染するため、すでにコンジローマに感染している相手と性行為をするとそれが原因となって自分もこの病気になることが多いのです。
いわゆる性病の1つになるわけですが、その中でも感染力は高い方です。
すでにコンジローマを持っている相手と性行為をした場合、病気が移る可能性は60〜70%だといわれています。
それくらいよく移る性病の1つですから、性行為が原因でこの病気に感染することは多いです。

また、その原因は性行為だけではありません。
オーラルセックスでも感染しますし、アナルセックスでも感染することがあります。
コンジローマの感染部位は性器のほか、口の周りや口内、肛門も含まれますから、これら部位に病気を持っていた方と行為をすると、それが原因で感染することもあるのです。
このようなその他の原因もあるため、避妊具をつけていれば高確率で防げるとは限らない病気にもなっています。
すでにコンジローマを持っている相手と何らかの行為に及ぶと、それが原因で感染することは多いですね。

これ以外の原因で感染することはあるでしょうか?
相手と何らかの性行為を行っていないなら感染する可能性はそれほど高くなりません。
ただし、コンジローマは傷口からウイルスが入り込むことで感染するため、そのような部位と不幸にも接触があった場合、特に性行為等をしていないのにそれが原因となって感染する場合もあります。

ただし、事例として基本的に多いのは何らかの性行為です。
まったくそのような行為をしていないのにコンジローマになるという事例はあまり多くはありません。
すでに病気を持っている相手と何らかの行為に及ぶとそれが感染の原因となりがちですから、これをよく注意しておくといいでしょう。

もし何らかの原因でこれに感染し、コンジローマと思われる症状が出たら病院を受診してください。
このときには心当たりなどを聞かれることもありますが、具体的な原因に心当たりがなくても受診は可能です。
この病気の原因が目には見えないウイルスとなるため、気づかずに感染していることも多く、直接的な原因に心当たりがない場合も少なくありません。
もしコンジローマと思われる症状が出たら、原因に心当たりがなくてもひとまず病院を受診するといいでしょう。