コンジローマの自覚症状

コンジローマの自覚症状ですが、一番知っておきたいのはぶつぶつのことです。
感染した部位にぶつぶつができるのが一番の自覚症状で、それ以外には特に症状がないことも少なくありません。
そのほかの自覚症状を重視していると自分が今性病にかかっていることになかなか気づけない病気です。

このコンジローマの自覚症状が出るのは感染してからどれくらいになるでしょうか?
感染したらすぐにでもこのような症状が出るものと思われがちですが、実はそうではありません。
コンジローマは潜伏期間が比較的長いのです。
早いときで3週間ほど、長いときは8か月近く経ってから症状が現れます。
感染してからすぐにぶつぶつができるといった病気ではないため、気づいたら自覚症状が出ていたといった例が多いですね。

すでに自覚症状が出ている場合、コンジローマに実際に感染したのはもっと前となるわけですが、最長で半年以上の潜伏期間があるため、いつ、どこで感染したのか自分の中でも判断が難しいことも多いです。
ただ、すでにぶつぶつという自覚症状が出ている場合、体内にウイルスが入ってかなり経っていることになりますから、早めに病院に行って治療開始するのがおすすめですね。

病院を受診するまでの間や、受診している最中に気をつけたいのは、自覚症状として出ているそのぶつぶつにはあまり触らないことです。
ぶつぶつができると触って確かめることも多いでしょうが、あまり強く触らないように注意してください。
爪でひっかく、ぶつぶつを潰してみるなどといったこともNGです。
あまり強く触るとぶつぶつから出血することがあり、その箇所から悪臭がすることもあります。
そうならないようにぶつぶつができたあとは極力触らず、病院の診察を受けてください。
また、自分で意識的に触らなくても衣服などと強くこすれると同じことになる場合もあります。
ぶつぶつというコンジローマの自覚症状が出てきたら、患部が強く締まったり、強くこすれたりするような衣服や運動などはなるべく避けるといいです。

この自覚症状はコンジローマの治療ができると治まっていきます。
治療が進んでいくと完全にきれいに元通りになることもあります。
しかし自覚症状が治まったからといって、それがそのままコンジローマの完治となるとは限りません。
この病気は自覚症状が消えたあとも体内にウイルスが残っていることが多く、再発する例も少なくありません。
完治の判断は基本的に医師が行いますから、自覚症状が消えたあとも自分の判断で薬の使用や通院を止めずに医師の指示にしたがってください。