コンジローマの症状

性病の1つとなるコンジローマですが、その特徴的な症状はどんなものでしょうか?
よく覚えておきたいのはぶつぶつです。
これがコンジローマの主要な症状となります。
それ以外の症状は何かあるかというと、特にないことも多いのです。
ぶつぶつができる以外にはこれといって特別な症状は出なかったりします。

性病になったときの典型的な症状とは痛みやかゆみ、違和感などになります。
他の性病になったとき、排尿時にこのような症状が出ることも珍しくありません。
それで初めて自分が性病になったかもと気づく方もよくおられます。
これに対してコンジローマの症状はぶつぶつが主な症状となりますから、そのぶつぶつに気づかないと性病にかかったかもと気づけないこともあります。
ぶつぶつ以外に起こることがある症状とは、強いて言えばかゆみです。
人によってはぶつぶつが出てしかもかゆみが出ることもありますが、基本的にはあまりない症状ですから、そういう意味ではややわかりにくい性病となるかもしれません。

ぶつぶつができる位置は感染部位です。
性器など典型的な感染部位ですが、もしここが感染したら性器にぶつぶつができます。
男性の場合は性器にぶつぶつができると比較的気づきやすいかもしれませんが、女性など男性に比べて少しわかりにくいかもしれません。
また、男性の場合でも感染部位によっては気づくのが難しくなることがあります。
この病気は肛門周辺が感染部位になることもあり、そのときはこの部位にぶつぶつができるのです。
肛門の周りを自分で観察する機会はそれほど多くありませんし、指で直接触れることもそれほどありませんよね。
痛みやかゆみがあればそれでも気づけるかもしれませんが、コンジローマの場合はそれがないことが多いため、気づきにくいのです。

もし自分ではぶつぶつに気づかなくても、性行為など関係を持ったことがある相手にコンジローマが発覚した場合、高確率で自分も感染していますから、ぶつぶつができていないかよく調べてみてください。
感染部位は性器や肛門周りのほか、口の中やその周りも含まれます。
この部位は異常には気づきやすいかもしれませんが、今度は逆に口内炎や吹き出物、皮膚の湿疹等と間違えてそれがコンジローマだと気づくのが遅れがちです。

このようにコンジローマとは感染した部位にぶつぶつができるのが典型的な症状となり、それ以外に痛みやかゆみなどはほとんど出ないのが特徴です。
このため自分が感染していることに気づきにくい病気となりますから注意してください。